簡単・楽しい手づくりアイスで
夏のお洒落なクールダウン。
暑くなると、食べたくなるのがアイスクリーム。
フードコーディネーターの黒田祐佳さんが提案するのは、
手軽に挑戦できる、ハンドメイドのアイスクリームレシピ。
テーブルに色とりどりに並べれば、楽しいパーティーが始まります。
アイスクリームを主役にした暑い日のおもてなし
「夏といえばアイスクリームですよね！」と黒田さん。でも手づくりするには冷やす工程で何度もかき混ぜる 必要があり、少し面倒な印象です。
「実は、ミキサーを使えば簡単なんです。材料を撹拌するときに空気をたっぷり含んでくれるので、手間いらずでつくれます。冷凍フルーツやジャムを使って好みの味を見つける楽しさもありますよ」
❶色味が鮮やかな「ベリーソルベとジンのカクテル」。ベリーソルベは、グラニュー糖を水と一緒に火にかけて溶かしたものを、冷凍のミックスベリーとともにミキサーで撹拌し、冷凍庫で凍らせたら完成。グラスに入れてジンをかけ、お好みでローズマリーを添えて。
❷カットフルーツとアイスクリームを重ね、ウエハースをトッピングした「アイスクリームサンデー」。材料をテーブルに並べて、お子さんやゲストが自由に盛り付けできるようにするのも、おもてなしのひと工夫。
見た目も華やかなアイスクリームは、パーティーでも喜ばれそうです。
「おもてなしのときには、色々なフレーバーがあるといいですね。すべて手づくりではなく、市販のアイスも上手に組み合わせてみてください。アレンジ用にコーンやクッキー、カットフルーツなども用意して、ゲストが自分で盛り付けできるようにすると楽しいです」
子供に人気のコーンアイスもぜひ準備したい。「美味しいコーンは、スーパーマーケットやアイスクリームショップに置いてあることも。おすすめは、時間が経ってもサクサクの食感が楽しめるワッフルコーンです。また、可愛らしい形のクッキーでアイスを挟んで、クッキーサンドにするのもいいですね」
日が暮れてきたら、大人はフローズンカクテルを。シャリシャリとした食感のソルベにたっぷりとジンをかけた、デザートのような一品です。「キャラメルソースをかけたアイスも、大人向けのおすすめしたいデザート。 トッピングにブランデーを少し垂らすと、香ばしい甘さの中に芳醇な香りが広がります」
大人も子供も楽しめる、夏にぴったりのパーティーはいかがでしょう。
アフォガートを黒田さん流にアレンジした「キャラメルがけアイス」。ソースはグラニュー糖と水を小さめの鍋に入れて火にかけ、好みの焦げ具合になったら生クリームを注いで完成。「市販のバニラアイスに香ばしいソースをかけるひと手間で、一気に本格的なデザートになります」
ピスタチオのアイスクリーム
材料：約5〜6個分
牛乳…200ml
グラニュー糖…80g
生クリーム…200ml
ピスタチオクリーム（無糖）※…120g
※加糖のクリームを使う場合にはグラニュー糖
を適宜減らす
鍋で牛乳を温め、グラニュー糖を溶かす。
１と生クリーム、ピスタチオクリームをミキサーに入れ、2分ほど撹拌する。
２をバット等に流し入れ、冷凍する。
黒田 祐佳（くろだゆか）先生プロフィール
フードコーディネーター。「ル・コルドンブルー東京校」「リッツ・エスコフィエ・パリ」にてフランス料理・菓子・パンを学ぶ。TV番組や雑誌でのフードコーディネート、料理教室など、多岐にわたり活躍中。
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