logo
mv-img01

夏野菜で楽しむ
色鮮やかな夏のアペロ。

  • みずみずしい野菜を主役にした料理が、賑やかに並ぶテーブル。

  • おもてなしの達人、黒田祐佳さんが提案するのは、

  • 夕食前のひとときに、軽いフードとお酒を楽しむ「アペロ」スタイル。

  • 華やかだけどくつろげる、これからの季節に最適なおもてなしです。

img01
  • 簡単でヘルシーな料理を並べたら、乾杯

    ゆっくり流れるアペロ時間のはじまり

  • 「フランス人はアペロが大好き。ワインやシャンパーニュを手に、おしゃべりを楽しむリラックスした時間です。送別会をアペロで開くこともあるんですよ」と黒田さん。 そんな豊かなひとときに欠かせないのは、軽くつまめてお酒も進むおつまみです。

  • img01
  • 「夏のアペロには、キレイな色のスパークリングワインやこだわりの自然派ワインが似合います。個性豊かなクラフトビールを用意して、味比べもいいですね。美味しいカンバセーションピースになります」

  • 「この時季なら、夏野菜を使ったヘルシーなものがいいですね。生春巻きは、野菜だけをたっぷり巻いてサラダのように仕上げます。シャキシャキとした食感を楽しみたいので、野菜は太めのせん切りに。紫色の野菜を入れると、より色鮮やかでお洒落感も演出できますよ。スイートチリ、ライムなどでアクセントをつけた、コクのあるピーナッツたれが好相性です」

  • img02
  • お花の代わりに、夏野菜をおもてなしのデコレーションに。

img02
  • ビタミンカラーが食欲をそそりますね。他にどんな料理を用意したらいいでしょうか。

  • 「手軽につくれる野菜の揚げ物も試してみてください。空豆やヤングコーンを春巻きの皮で包んで、さっと揚げたひと口大の春巻きは、チップス感覚で食べられて思わず手が伸びます。またこの季節ならではの冷たいスープ、ガスパチョはいかがでしょう。さらにナンプラーを利かせたグリルチキンなどは、冷めても美味しくいただけるのでおすすめです」

  • この夏ブームとなりそうなスイーツ、カッサータも、会話を盛り上げるひと皿としてプラス。簡単でヘルシーなお料理と、こだわって選んだワインやビールが、幸せなおうち時間を一層楽しく演出してくれます。

img03
  • 左上/イタリア南部シチリア島発祥のアイスケーキ、カッサータ。スライスしたバームクーヘンの間に、具材を混ぜ込んだ生クリームを挟んで、冷凍庫へ。トッピングには冷凍のブルーベリーをたっぷりと。

  • 左下/ひと口サイズの春巻きは、春巻きの皮を4等分して野 菜を包み、色が付くまで軽く揚げるだけ。「下味に塩を少々。空豆は皮をむかずにそのまま包むので、とても簡単です」

  • 右上/手羽元のグリルは、ナンプラーとはちみつ、ニンニク、黒胡椒で下味をつけて。ビールが進むエスニックな味わい。

  • 右下/野菜の栄養たっぷりのガスパチョ。フルーツトマト、赤パプリカ、紫玉ねぎ、バゲットの他に、トマトと同量のスイカを入れるのがポイント。「塩をふった野菜を一晩冷蔵庫で寝かせると、旨みがアップします」

夏野菜の生春巻き

img03
  • 材料:6本分

  • ◇生春巻き

  • 生春巻きの皮…6枚

  • グリーンカール…6枚

  • 紫玉ねぎ…1/8個

  • 紫キャベツ…1/12個

  • 紫チコリ…1/2個

  • にんじん…1/4本

  • 黄にんじん…1/4本

  • 赤パプリカ…1/4個

  • きゅうり…2/3本

  • パクチー…6本

  • ◇ピーナッツたれ

  • ピーナッツペースト

  • …大さじ2

  • ナンプラー…大さじ2

  • スイートチリソース

  • …大さじ2

  • ライム果汁…大さじ1

  1. グリーンカールはよく洗い、水気をきっておく。他の野菜は皮をむき、12㎝の長さに切り、太めのせん切りにする。

  2. 生春巻きの皮をサッと水にくぐらせ、まな板の上に置く。

  3. グリーンカールを生春巻きの皮の手前1/3あたりに広げ、その上にせん切りにした野菜をのせる。

  4. グリーンカールで野菜を包み、それを芯にしながら生春巻きの皮を少しきつめに巻いていく。

  5. 1本を3等分ずつに切ってお皿に盛り、ピーナッツたれの材料をすべて混ぜ合わせ、添える。

  • 黒田 祐佳(くろだゆか)先生プロフィール
    フードコーディネーター。「ル・コルドンブルー東京校」「リッツ・エスコフィエ・パリ」にてフランス料理・菓子・パンを学ぶ。TV番組や雑誌でのフードコーディネート、料理教室など、多岐にわたり活躍中。