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ワインが引き立つ3皿で
秋の夜長をゆったりと。

  • 秋はワインが一層美味しく感じられる季節です。

  • そこで、ワインのお供にうってつけな手間いらず

  • のレシピを、おもてなしの達人でワインにも詳しい

  • 黒田佑佳さんに教えていただきました。

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  • 簡単レシピのおつまみがワインとともに過ごす時間を一層豊かに変える

  • 暑さも緩み、気持ちもどこか落ち着くこの時季。秋ならではの心地よい時間を、ワインとともに過ごしてみませんか、と黒田さん。
    「おしゃべりを楽しみながら、好きな本や雑誌を読みながら、話題の映画を見ながら……ひとり、またはご家族で気軽にゆったりと。私も秋には、夕方から夜にかけての時間をワイン片手に過ごすことが多くなります」
    そんな時には、美味しいおつまみも欠かせませんね。

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  • トースターで簡単にできる「焼きカマンベール 蜂蜜 ナッツ」。カマンベールチーズの上面の固い部分をナイ フで切り取り、中がトロトロになるまでトースターで5分 程度焼く。トースターから取り出したらナッツをちらし、 蜂蜜をかけるだけ。黒胡椒を粗く挽くと、より風味もアッ プする。「熱々のカマンベールと蜂蜜の甘み、ナッツのカ リッとした食感がポイント。どんなワインでもよく合いますが、コクのある濃いめの白と合わせるのが好きですね」

  • 「家でワインを飲む時のおつまみは、思い立ったらすぐつくれることが大事だと思います。カリッと焼き上げたチキンのシュニッツェルは、火の通りが早く手軽なわりに、ボリュームがあって豪華に見えます。他の2皿も、焼くだけ、あえるだけの簡単レシピです。ポイントは、焼きカマンベールと蜂蜜のように〝甘味×塩味〟、果実のサラダのように〝甘味×酸味×塩味〟といった色々な味を取り入れること。ワインとよく合って美味しく感じられますよ」
    盛り付けのひと工夫でも、楽しく美味しくいただけそうです。
    「秋らしいシックな色の器がおすすめです。フルーツは黒い器に盛ると、色が映えてみずみずしさも際立ちます。チーズやドライフルーツは、木製ボードにのせて、それぞれ好きなものを食べられるようにするといいですね」
    テーブルに並ぶ美味しい料理と、ゆっくりと流れる時間。秋の夜長に、どんどんワインが進んでしまいそうです。

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  • 季節の果実とドレッシングを和えるだけのサラダ。
    今回は、イチジク、マスカット、ピオーネ、ザクロ、生ハムに、白ワインビネガーをベースにしたドレッシングを合わせて。多彩な食感に加えて、甘味、酸味、塩味とのハーモニーが絶妙。

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季節の果実とドレッシングを和えるだけのサラダ。
今回は、イチジク、マスカット、ピオーネ、ザクロ、生ハムに、白ワインビネガーをベースにしたドレッシングを合わせて。多彩な食感に加えて、甘味、酸味、塩味とのハーモニーが絶妙。

チキンシュニッツェル

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  • 材料:2人分

  • 鶏むね肉…2枚

  • 塩…小さじ1/4

  • 薄力粉…大さじ4

  • 卵…1個

  • パン粉…大さじ6

  • 油…適量

  • パルミジャーノ…大さじ1

  • レモン…1/4個

  • トレビス…2枚

  • マッシュルーム…6個

  • オリーブオイル…大さじ1

  • 塩…ひとつまみ

  • パセリ…少々

  1. 鶏むね肉の皮を取り、軽く塩をふってビニール袋に入れる。肉叩き、もしくはフライパンなどで叩き、3㎝ほどの厚さに伸ばす。

  2. 薄力粉と卵を混ぜ合わせたものに浸し、パン粉をつける。

  3. 肉が半分浸かるくらいの油で両面をこんがり揚げる。

  4. 皿に盛り、パルミジャーノをおろし、黒胡椒を挽く。

  5. 付け合わせのマッシュルームは、1㎝幅に切きったものを、オリーブオイルで炒めて塩で味を調え、パセリのみじん切りをまぶす。

シュニッツェルは、薄くのばした仔牛肉に衣をつけて揚げ焼きにする、オーストリアやドイツの名物料理。今回はあえて鶏肉をチョイス。「鶏ムネ肉でつくると牛肉より軽い味わいで、スパークリングや白ワインとよく合います」

  • 黒田 祐佳(くろだゆか)先生プロフィール
    フードコーディネーター。「ル・コルドンブルー東京校」「リッツ・エスコフィエ・パリ」にてフランス料理・菓子・パンを学ぶ。TV番組や雑誌でのフードコーディネート、料理教室など、多岐にわたり活躍中。