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好きなものをお好みで。
気分も華やぐ、手巻き寿司。

  • 海苔の香りが、華やかでシックなテーブルにふわりと漂います。

  • フードコーディネーターの黒田祐佳さんに、

  • 春の集まりにぴったりなおもてなしとして提案いただいたのは、

  • 大人も子供も楽しめて、お腹も満足できる手巻き寿司のレシピです。

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アイスクリームスタンドにさした子供用の手巻き寿司。海苔を長方形に切ると巻きやすい。

  • 春のホームパーティーを美味しく、楽しく演出

  • 春はお祝いごとや年度の変わり目など、仲間や親類と集まる機会が増える季節です。そんな時に手軽で春らしさも演出できる、おもてなし料理を教えていただきました。

  • 「小さいお子さんがいる家庭では、おうちで集まるのが気楽だと思いますが、食事は何を用意すればいいのか悩むところですよね。そこでおすすめしたいのが、手巻き寿司です。ゲストそれぞれが好きなものを自分のペースで巻いて食べられ、ホストが料理をサーブするために席を立つ必要もありません。子どもたちの分はあらかじめ巻いて、アイスクリームスタンドに立てておけば、楽しく食べてくれますよ」と、黒田さん。

  • 具材には、お刺身のほかに、色とりどりの変わり種が並びます。「今回は色々な具材をご紹介しましたが、美味しそう、これなら簡単かも!と思った具材を数品用意すれば十分です。変わり種は、お寿司というより〝丼〟だと思って用意するのがコツです。牛丼をイメージして甘辛い牛肉を合わせたり、うな丼のように山椒をアクセントに使ったり。お子さん用には、海老マヨや唐揚げ巻きなどがあると喜びます」

  • そして海苔は、なるべく上等なものを選ぶのもポイントだとか。磯の香りが食欲をそそり、歯切れの良い食感が具材を引き立ててくれます。

  • 大人たちは、酢飯との相性も良い辛口のロゼシャンパンで乾杯。春にぴったりな色が、春のテーブルを華やかに彩ります。

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1.主な具材を盛り付けたひと皿を、先付けのように。


2.箸休めには、手軽につくれる2皿を用意。

小鉢の「ピータン豆腐」は、しっかり水切りした豆腐に、小さく切ったピータンとザーサイ、小ネギ、調味料(醤油、ごま油)を合わせてよく混ぜれば完成。

お椀の「とろろスープ」は、ナンプラーと白だし(各小さじ1)を入れて温め、沸いたら火を止めて、すり下ろした長芋(100g)を加えて混ぜる。沸騰してから長芋を入れるのがポイント。

春の手巻き寿司(組み合わせ一例)

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  1. 「サーモン&いくら」 刺身用サーモンに、いくら醤油漬をたっぷりと。

  2. 「牛すき焼き&粉山椒」 フライパンで軽く焼いて、砂糖と醤油で味付けしたすき焼き肉に、粉山椒を一振り。うな丼風で食べ応えも十分。

  3. 「マグロ&アボカド&ラディッシュ」 刺身用マグロとスライスしたアボカドに、歯ごたえとアクセントを加える薄切りラディッシュを。

  4. 「焼き肉&ナムル」 ほうれん草ともやしのナムル、コチュジャンで炒めたすき焼き肉をのせ、ピンクペッパーをちらす。キンパ風の味わい。

  5. 「唐揚げ&きゅうり」 小さめの唐揚げに、細切りきゅうりをのせて。子供も大好きな味。

  6. 「たらこ&ブロッコリースプラウト&大葉」 おにぎりやパスタでもお馴染みの組み合わせにもトライ。大葉が良いアクセントに。

  7. 「海老マヨ&黒胡椒」 ゆでた海老を、マヨネーズに砂糖を混ぜたソースで和えて。子供向けには黒胡椒を省いても。

  8. 「マグロの梅味噌和え&穂じそ」 味噌小さじ1、梅干し1個、みりん・砂糖各小さじ1/2を混ぜ、刺身用マグロと和える。穂じそをちらすだけでなく、ミョウガのせん切りや大葉を巻いてもおいしい。

  9. 「カニカマ&卵焼き&ブロッコリースプラウト」 卵の甘みとカニカマが 絶妙にマッチ。

  • 黒田 祐佳(くろだゆか)先生プロフィール
    フードコーディネーター。「ル・コルドンブルー東京校」「リッツ・エスコフィエ・パリ」にてフランス料理・菓子・パンを学ぶ。TV番組や雑誌でのフードコーディネート、料理教室など、多岐にわたり活躍中。