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#04

豊かな香りが食欲をそそる旬を味わう炊き込みご飯。

蓋を開ければ、たっぷりの湯気とともに旬素材の香りが広がります。
フードコーディネーターの黒田祐佳さんが提案するのは、
秋の味覚をふんだんに使用した、土鍋でつくる炊き込みご飯。
普段の食卓からおもてなしのシーンまで、
幅広く活躍するレシピです。
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土鍋で美味しく時短にもボリューム満点の炊き込みご飯

芋類やきのこ、魚などたくさんの食材が旬を迎える秋には、素材の旨味を余すことなく味わえる炊き込みご飯はいかがでしょうか、と黒田さん。
「お持ちでしたら土鍋で炊いてみてください。ご飯がふっくらとして美味しいだけでなく、実は時短にも。火にかける時間は20分ほどで、火加減を調節するタイミングも一度きり。火を止めた後は5分蒸らせば完成です」

蓋を開けたときに立ち上る良い香りが、食欲をそそります。
「今回はきのこをメインにした定番の味だけでなく、ナンプラーを利かせた大人向けのエスニック風味も用意しました。また、鮭を丸ごとのせたご飯は冷めても美味しく、お弁当やおにぎりにもぴったりです」 ほかにはどんな料理を用意するとよいでしょうか。
「秋の味覚の代表格といえるさつまいもは、ほどよい甘さがアクセントになって、おかずからデザートまで幅広く使えますよね。ポテトフライのようにさつまいもを揚げたおつまみは、甘塩っぱい風味でビールが進みます。酢豚などの主役級おかずにさつまいもを加えると一気にボリュームアップできるので、育ち盛りのお子さまがいるご家庭やパーティーメニューとしてもおすすめです」
食後には、さつまいものピューレを加えたとろりと濃厚なチーズケーキでひと息。季節を感じる美味しい料理 とともに、ゆったりとしたおうち時間を過ごしてみませんか。

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おうちレストラン今回のレシピ
  • 01

    きのこの炊き込みご飯

  • 02

    さつまいものカレーフライ

  • 03

    さつまいもと豚肉の甘酢餡

  • 04

    さつまいものチーズケーキ

  • 05

    里芋と梅干しのタコ飯

  • 06

    鮭の粕漬けごはん

おうちレストラン今回のレシピ
  • きのこの炊き込みご飯

  • さつまいものカレーフライ

  • さつまいもと豚肉の甘酢餡

  • さつまいものチーズケーキ

  • 里芋と梅干しのタコ飯

  • 鮭の粕漬けごはん

  • 01

    きのこの炊き込みご飯

    • 材料
    • 白米…3合
    • にんじん…1/2本
    • ごぼう…1/2本
    • 干し椎茸…10g
    • 油揚げ…1枚
    • しめじ…1株
    • 薄口醤油…大さじ3
    • 出汁(冷たいもの)…600ml
    01
    1. 干し椎茸を150mlの水につけておく。
    2. 白米を3回ほど水を替えながら優しく洗う。白米を土鍋に入れ、出汁、薄口醤油を加えて混ぜる。
    3. にんじんはみじん切りに、油揚げは細切りにする。ごぼうはそぎ切りにして水に晒し、アクを抜いて水洗いする。しめじは1本ずつにほぐしておく。具材を土鍋に入れる。
    4. 強火にかけ、沸いてきたら弱火にして15分かける。火を止めて5分蒸らす。
  • 02

    さつまいものカレーフライ

    • 材料
    • さつまいも…300g
    • 揚げ油…適量
    • ◇味付けスパイス
    • 蜂蜜…大さじ3
    • 塩…小さじ1/2
    • カレー粉…小さじ1/2
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    「さつまいものカレーフライ」。拍子木切りしたさつまいもを素揚げにして、調味料(蜂蜜、塩、カレー粉)と和える。カリッとした食感とほのかなカレー風味に箸が止まらなくなりそう。

    1. さつまいもは皮ごと拍子切りにし、素揚げする。
    2. ボウルに味付けスパイスの材料を入れて混ぜ合わせる。
    3. 揚げたさつまいもを2と和える。
  • 03

    素揚げしたさつまいもを加えた酢豚。豚肉は、さっぱりとした鶏むね肉やジューシーな鶏もも肉に置き換えても。

    さつまいもと豚肉の甘酢餡

    • 材料:4人分
    • 豚肩ロース肉(ブロック)…450g
    • 塩…小さじ1/2
    • 酒…大さじ2
    • 薄力粉…大さじ2
    • 片栗粉…大さじ2
    • さつまいも…200g
    • 揚げ油…適量
    • ◇タレ
    • 米酢…大さじ5
    • 砂糖…大さじ4
    • 醤油…大さじ1.5
    03

    素揚げしたさつまいもを加えた酢豚。豚肉は、さっぱりとした鶏むね肉やジューシーな鶏もも肉に置き換えても。

    1. さつまいもを食べやすい大きさの乱切りにし、素揚げする。
    2. 豚肩ロースを一口大に切り、塩、酒で揉み込む。
    3. 2を薄力粉と片栗粉を混ぜ合わせた粉でまぶし、揚げる。
    4. フライパンにタレの材料を入れ、温める。
    5. 揚げ上がったさつまいもと豚肉をタレに絡ませる。
  • 04

    さつまいものチーズケーキは、冷蔵庫で2日ほど寝かせた後が食べごろ。

    さつまいもチーズケーキ

    • 材料:18cm丸型1台分
    • さつまいも…200g(皮をむいた後)
    • グラニュー糖…大さじ4
    • クリームチーズ…400g
    • サワークリーム…180g
    • グラニュー糖…90g
    • バニラビーンズ…2cm分
    • 生クリーム…80ml
    • 全卵…4個
    • コーンスターチ…60g
    04

    さつまいものチーズケーキは、冷蔵庫で2日ほど寝かせた後が食べごろ。

    ※クリームチーズを室温に戻しておく

    1. さつまいもの皮をむき、5cm角程度の大きさに切る。
    2. 1のさつまいもとグラニュー糖を小鍋に入れ、ひたひたに水を注ぐ。
    3. 中火にかけ、柔らかく煮る。潰しておく。
    4. ボウルに、室温に戻したクリームチーズとサワークリームを入れ、ホイッパーで混ぜる。
    5. 続いてグラニュー糖とバニラビーンズを入れて混ぜる。
    6. 生クリーム、卵、コーンスターチ加えて混ぜ、型に流す。
    7. 天板に3cmほど湯を張ったところに型を置き、160℃で1時間を目安に焼く。

    ※3日目くらいが一番美味しい

  • 05

    ナンプラーが香る「里芋と梅干しのタコ飯」。

    里芋と梅干しのタコ飯

    • 材料
    • 米…3合
    • 水…550ml
    • ナンプラー…大さじ1
    • 薄口醤油…大さじ1
    • 里芋…300g(皮あり)
    • タコ…150g
    • 梅干し…中2個
    05

    ナンプラーが香る「里芋と梅干しのタコ飯」。

    1. 白米を3回ほど水を替えながら優しく洗う。
    2. 白米を土鍋に入れ、水、ナンプラー、薄口醤油を加えて混ぜる。
    3. 里芋を皮をむき、食べやすい大きさに切る。
    4. タコを薄切りにする。
    5. 里芋とタコ、梅干しを2の鍋に入れ、蓋をして強火で沸騰させる。沸騰したら弱火にし、15分炊く。
    6. 火を止めて、5分蒸らす。
  • 06

    鮭の粕漬けを丸ごと3切れのせた炊き込みご飯。生姜やミョウガ、大葉などの薬味をたっぷりとちらして。「お子さまには薬味をかけずそのままでも。鮭以外の魚の粕漬けでもアレンジ可能です」と黒田さん。

    鮭の粕漬けごはん

    • 材料
    • 白米…3合
    • 水…550ml
    • 塩…小さじ1/2
    • 鮭の粕漬け…3切れ
    • 生姜…15g
    • 茗荷…2個
    • 大葉…3枚
    06

    鮭の粕漬けを丸ごと3切れのせた炊き込みご飯。生姜やミョウガ、大葉などの薬味をたっぷりとちらして。「お子さまには薬味をかけずそのままでも。鮭以外の魚の粕漬けでもアレンジ可能です」と黒田さん。

    1. 白米を3回ほど水を替えながら優しく洗う。
    2. 白米を土鍋に入れ、水を加える。上に鮭の粕漬けを置く。
    3. 蓋をして強火で沸騰させる。沸騰したら弱火にし、15分炊く。
    4. 生姜、茗荷、大葉をみじん切りにする。
    5. 火を止めて、5分蒸らす。
    6. 鮭の粕漬けをほぐし、4の薬味を混ぜ合わせる。
  • 黒田 祐佳(くろだゆか)先生プロフィール
    フードコーディネーター。「ル・コルドンブルー東京校」「リッツ・エスコフィエ・パリ」にてフランス料理・菓子・パンを学ぶ。TV番組や雑誌でのフードコーディネート、料理教室など、多岐にわたり活躍中。