先住民族の料理とスペインの食文化から生まれたメキシコ料理。
トウモロコシを主食に、唐辛子やライムを効かせたスパイシーでさっぱりとした味付けがクセになります。

>豚ひき肉とトマトのタコス

メキシコの国民食クコス。tacoは軽食を意味します。メキシコでは柔らかいトルティーヤ(トウモロコシでつくる円形状の薄焼きパン)にさまざまな具材を挟んで食べますが、日本で気軽に楽しむなら、パリッと揚げた市販の皮もおすすめ。スパイシーなひき肉の味付けに、トマトの酸味がよく合います。

  1. トマトは1cm角に切り、レタスは細切りに、紫玉ねぎは繊維に沿って薄切りにし水に3分さらして水気を切る。
  2. フライバンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱めの中火にかける。
  3. 香りが立ったら豚ひき肉を入れ色が変わるまで炒め、ホットペッバーソース、トマトケチャップ、白ワイン、チリバウダー、塩、こしょうを加えて汁気がなくなるまで炒める。
  4. タコスの皮は150℃のオーブンで10~12分焼く。
  5. 器に①の野菜、③のひき肉、④のタコスの皮を盛りつけ、野菜とひき肉にチーズ、好みでチリバウダー(分量外)をふる。

>ワカモレ

メキシコ料理のサルサ=ソースのひとつであるワカモレ。その名前は先住民の、アボカドとソースを足した言葉に由来します。アボカド独特のまろやかなコク、香菜の香り、そしてレモンの酸味。
サラダとしてそのまま食べても、サンドウィッチやトースト、パスタの具としても美味。クコスに挟んで食べれば、より豊かな味わいに。

  1. アボカドは種と皮を取り除き、レモン汁を加えフォークでつぶす。
  2. ①に塩、みじん切りにした香菜、コリアンダーパウダーを加えて混ぜ、さらにオリーブオイルを加えて混ぜ合わせる。
  3. 深めの器に盛り、レモンを添える。

>アロス・コン・レチェ(お米のデザート)

スペインからメキシコに伝わった定番スイーツ。お米(アロス)と牛乳(レチェ)を使って作ります。甘さの中に、レモンの皮とシナモンの風味がプラスされ、ちょっぴり大人の味わい。夏は冷たく冷やしてやや固めに、冬はホットでほっこりと、季節ごとの食べ方が楽しめます。どちらもおすすめですよ。

  1. 米はさっと洗ってザルにあげ、鍋に入れて水を加え、中火にかける。
  2. 煮立ったら弱火にし、混ぜながら5分ほど煮てグラニュー糖を加えて混ぜる。
  3. 牛乳を少しずつ加えて米が柔らかくなるまでさらに煮る。
  4. 仕上げに生クリームと塩を加えてひと煮立ちさせ、器に盛り、レモンの皮とシナモンパウダーをふる
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