ドイツ料理の定番は、種類も豊富なソーセージ、発酵キャベツのザワークラウト、根菜のマリネなど。
長い冬に備えるための保存食の知恵には、おいしさも詰まっています。

>ザワークラウトとソーセージの煮込み
ソーセージ、ザワークラウト、じゃがいも。ドイツを代表する食材を同時に味わえる一皿です。
煮込むことでザワークラウトの酸味がまろやかになり、発酵の力でソーセージもジューシーに。
キャラウェイシードのさわやかな香りもクセになります。

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〈ザワークラウトとソーセージの煮込み〉
- じゃがいもは皮をむき、2等分に切る。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにし、セロリは筋を取って斜め薄切りにする。
- 鍋に①とザワークラウト、白ワイン、ローリエ、キャラウェイシード、水を入れ、中火にかける。
- 煮立ったらアクを取り、弱火にして蓋をし、約15分煮てソーセージを加え、さらに8分煮て塩、黒こしょうで味を調え、みじん切りにしたセロリの葉をふる。
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〈自家製ザワークラウトの作り方〉
- キャベツは千切りにし、塩を加えてしんなりするまでもみ、キャラウェイシードを加えてなじませる。
- 消毒した瓶に①を入れてミネラルウォーターを加える。
- ときどきゆすりながら常温で10日~2週間ほど置き、ふつふつと気泡が出てきたら、出来上がりの目安。冷蔵庫で保存する。



>人参と粒マスタードのマリネ
ドイツの家庭では、人参もサラダなどにして良く食べます。今回は粒マスタードを使ったマリネに。
ほどよい酸味とシャキシャキ感、鮮やかな彩りにお箸も進みます。
人参は水分差があって茹で加減が難しいですが、電子レンジだと上手にできますよ。

- 人参は千切りにし、耐熱皿に入れ白ワインをふり、ラップをふんわりとかける。
- ①を電子レンジで2分半加熱し、粒マスタード、塩をなじませ、オリーブオイル、黒こしょうをさっと混ぜる。