季節をいただくレシピ

夏を盛り上げる鮮やかパプリカ

夏にもっともおいしく甘く、栄養価も高くなるパプリカ。
赤や黄色など、明るく元気な色合いは見た目も楽しく、自然と食欲が湧いてきますね。暑い日にうれしい、さっぱりとした味わいの二品、ぜひ試してみてください。

赤パプリカのガスパチョ

トマトなどの生野菜とパンをミキサーにかけて冷やす「ガスパチョ」は、スペイン発祥の冷製スープ。私は赤パプリカもよく使います。野菜の栄養がたっぷりで満足感があり、のどごしもよいので夏バテ防止にぴったりです。一晩寝かせると味がなじみ、さらにおいしくなりますよ。

  1. パプリカはヘタと種を取り除き、3㎝ 角に切る。
  2. トマトはヘタを取り3㎝ 角に切る。
  3. フランスパンは小さくちぎり水にひたす。
  4. ミキサーに、①②③と玉ねぎ、にんにく、塩を入れて、なめらかになるまで撹拌する。
  5. ④をボウルなどに移し、冷蔵庫で1~2時間冷やす。
  6. 器に盛り、オリーブオイルをまわしかけ、岩塩をふる。

メカジキのパプリカマリネソース

あっさりとしたメカジキのソテーは、子どもにも大人にも食べやすい一品。パプリカの皮を焦がしてむくことで、よりジューシーで味の深いマリネソースをつくり、カラフルで楽しい一皿に仕上げました。私の大好きなお酢を効かせた、さわやかな味わいです。

  1. メカジキはペーパーで水分をふきとり、薄力粉を薄くまぶす。
  2. パプリカは焼き網にのせ、転がしながら表面全体が真っ黒に焦げるまで強めの中火で焼く。
  3. ②を冷水に取り、焦がした皮をむいて水けをペーパーでふき、ヘタと種を取り除く。
  4. ③を3㎝角に切ってボウルなどに入れ、Aを加えてなじませる。
  5. フライパンにつぶしたにんにくとオリーブオイルを入れ、中火にかける。
  6. 香りが立ったら①を入れ、焼き目をつけて裏返し、白ワインを加えて弱火で7分ほど焼く。
  7. 塩、こしょうをふり、④を加えてなじませてから器に盛り、あればチャービルを散らす。

ワタナベマキ

料理家。祖母と母から受け継いだ料理の知恵や旬の食材の力を活かして、季節感のある料理、心と体にやさしい食事を提案する。小学生の息子と夫との3人家族。インテリアや収納のセンスにも定評があり、多くのファンをもつ。

著書発行元:家の光協会

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