季節をいただくレシピ

秋らしい風味を楽しむ舞茸

秋の味覚を代表するきのこの中でも特に香りが深く、旨みが多い舞茸。
加熱しても歯ごたえの良さが保てるのも魅力です。
シャキシャキの食感が楽しめて、おもてなしのおつまみにもぴったりな二皿を考えてみました。

舞茸とごぼうのつくね

舞茸とごぼう、どちらも歯ごたえと風味が豊かな具材を使い、長ねぎの甘さも感じる秋らしい鶏つくねです。舞茸は、ゴロッと感を楽しむために大きめに手で割くぐらいがおすすめ。付け合わせの長いもとパプリカもつくねのタレがよく合います。三つ葉とすだちでさわやかな香味も添えました。

  1. 舞茸は粗く刻む。
  2. 鶏肉に①と、ささがきして水に浸けアク抜きしたごぼう、みじん切りにした長ねぎ、しょうが、Aを加えて粘りが出るまでよく混ぜる。
  3. 長いもはタワシで皮をこすり洗いして1㎝厚の輪切りに、パプリカは1㎝幅に切る。
  4. フライパンを中火で熱し、ごま油を入れ、②を10~12等分に取り分けながら形を整えて入れ、表面に焼き目をつける。
  5. 裏返して③を加え、弱火にし、蓋をして約8分加熱し、再度中火にしてBを回しかけてからめる。
  6. 器に盛り、ざく切りにした三つ葉、お好みで薄くスライスしたすだちを添え、全体に白いりごまをふる。

舞茸とオリーブのアヒージョ

スペイン語で「にんにく風味」を表す「アヒージョ」は、多彩な具材をオリーブオイルとにんにく、赤唐辛子で煮込む小皿料理です。舞茸を主役に、ほどよい塩けがクセになるオリーブを合わせました。スキレット鍋なら、そのまま食卓に出してもお洒落。バゲットと一緒にアツアツをどうぞ。

  1. 舞茸は食べやすい大きさに分ける。
  2. 玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。
  3. 小さめのフライパンなどに、①②、グリーンオリーブ、にんにく、赤唐辛子、白ワイン、ナンプラー、塩、オリーブオイルを入れ、弱めの中火にかける。
  4. フツフツとしてきたら、約8分煮て、こしょうをふる。

ワタナベマキ

料理家。祖母と母から受け継いだ料理の知恵や旬の食材の力を活かして、季節感のある料理、心と体にやさしい食事を提案する。小学生の息子と夫との3人家族。インテリアや収納のセンスにも定評があり、多くのファンをもつ。

著書発行元:主婦と生活社

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