季節をいただくレシピ

ブロッコリー

ブロッコリー

冬から春が旬のブロッコリーは、つぼみと茎をいただきます。レモンの2倍のビタミンCを含み、カロテンや食物繊維も豊富で、美肌と健康にとってもうれしい緑黄色野菜です。洋のイメージが強いですが、クセがなく、和食でも中華でも使える万能選手。小房にして食べるときは、茹ですぎず歯ごたえを残すとおいしさが引き立ちます。でも、私は細かく刻んでクタクタにして食べるのも好き。ぜひ、それぞれに食感が異なる二皿、試してみてください。

ブロッコリーのラグーと鶏のソテー

ブロッコリーのラグーと鶏のソテー

ラグーとは、フランス語で煮込みのこと。細かく刻んだブロッコリーやじゃがいもをトロトロに煮たラグーソースはほどよい酸味がアクセント。カリッと焼いた鶏肉によく合います。ブロッコリーは茎までおいしく、鶏もも肉もひとり一皿ペロリといただけちゃいます。

【材料/4人分】
  • ブロッコリー(小)1株(200g)
  • 鶏もも肉約300ℊ×2枚
  • 玉ねぎ1個
  • じゃがいも(中)2個
  • タイム2本
  • 薄力粉小さじ2
  • 白ワイン50㎖
  • 水50㎖
  • 白ワインビネガー大さじ2
  • 塩小さじ1/3
  • 粗挽き黒こしょう少々
  • オリーブオイル大さじ1
  1. (1)ブロッコリーは小房に分け、さらに1cm角に切る。茎は皮をむき7~8mm角に切る。
  2. (2)玉ねぎは1cm角に切り、じゃがいもは皮をむき1cm角に切り、さっと水にさらす。
  3. (3)鍋に(2)と白ワイン、水、白ワインビネガー、オリーブオイル大さじ1/2、タイムを入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたら塩を加えてフタをし、弱火で約8分煮る。(1)を加えてさらに5分煮る。
  4. (4)鶏もも肉はそれぞれ半分に切り、皮に薄力粉を薄くはたく。
  5. (5)フライパンを中火で熱し、残りのオリーブオイルを入れ、(4)の皮目を下にして焼く。
  6. (7)皮がパリッと焼けたら裏返し、弱火にして約8分焼き、塩(分量外)、こしょうをふる。
  7. (8)(3)を器に盛り(6)をのせ、黒こしょうを全体にふる。飾りにタイム(分量外)をのせても。

ブロッコリーのクルミ和え

旬を迎えたブロッコリーの甘さに、まろやかなクルミの風味とコリコリとした食感がやみつきになる和風アレンジの一品。味がぼやけないように、ほんのりお酢で酸味を効かせています。クルミの衣がよくからむように、先に衣をつくり、茹で立てのブロッコリーと和えましょう。ブロッコリーは茹ですぎに注意です。豆腐を加えて白和えにしてもおいしいですよ。

ブロッコリーのクルミ和え
【材料/4人分】
  • ブロッコリー(小)1株(200g)
  • クルミ(ローストしたもの)8個
  • 白練りごま大さじ2
  • 酢小さじ1/2
  • しょうゆ小さじ1
  • 水小さじ1
  • 塩小さじ1/4
  1. (1)クルミは粗く刻み、すり鉢に入れて少し粒が残る程度まで擦り、白練りごま、酢、しょうゆ、水を加えてゴムベラなどでよく混ぜる。
  2. (2)ブロッコリーは、小房に分け、塩を加えた湯で約1分半茹でてザルに取る。
  3. (3)(2)が熱いうちに(1)に加えて和える。
写真:ワタナベマキ 料理家

ワタナベマキ 料理家

祖母と母から受け継いだ料理の知恵や旬の食材の力を活かして、季節感のある料理、心と体にやさしい食事を提案する。小学生の息子と夫との3人家族。インテリアや収納のセンスにも定評があり、多くのファンをもつ。