季節をいただくレシピ

春から芽を出すアスパラガス

アスパラガスの旬は4月から6月。
日に当てずに育てるホワイトよりグリーンのほうが栄養豊富です。
太めで穂先がきゅっとしまったものを選びましょう。
鮮やかな色合いと瑞々しい歯ごたえを楽しむ二品をご紹介します。

アスパラガスのカニあんかけ

カニ缶を使った、ごちそう感のある一品。アスパラガスのさわやかな味わいをちょっぴり豪華に中華風に仕上げました。しょうがが香るとろみあんがポイントです。中華をつくるとき、私はお酒より紹興酒。香りが立ち、甘みとコクがプラスされ、豊かな味わいになります。

  1. アスパラガスは根元の固い部分の皮をピーラーでむき、縦に2等分に切る
  2. フライパンを中火で熱し、ごま油小さじ1としょうがを入れ、香りが出るまで炒める。
  3. 斜め薄切りにした長ねぎを加えてしんなりするまで炒め、カニ缶をほぐしながら汁ごと加えてなじませる。
  4. 紹興酒、水を加えてひと煮立ちさせ、アクを取り、①を加えて弱火にし、蓋をして約2分蒸し炒めにする。
  5. 蓋を開け、中火に戻し、合わせたAを加えてとろみをつけ、残りのごま油をまわしかける。

アスパラガスと生ハムの春巻き

アスパラガスの甘みと生ハムのほどよい塩けに、大葉の香味がアクセント。外はパリッ、中はシャキッとした歯ごたえがたまりません。賑やかな宴のビールのお供にもぴったりです。付け合わせには、タイやベトナムでさまざまな料理に使われるミントがさっぱりといただけて好相性。ぜひ、一緒に食べてみてください。

  1. アスパラガスは根元の固い部分の皮をピーラーでむく。
  2. 春巻きの皮の手前に軸を切り落とした大葉2枚、①のアスパラ、生ハムをのせて巻く。
  3. 巻き終わりに、合わせたAを塗り、止める。
  4. 大きめのフライパンにオリーブオイルを深さ1.5㎝ほど入れ、中火で温める。
  5. フライパンに箸を入れて小さな気泡が出てきたら、③を入れて上下返しながら、きつね色になるまで揚げる。
  6. ⑤を斜めに半分に切り、ミント、紫玉ねぎのスライス(3分ほど水にさらし、水けを切ったもの)とともに器に盛り、あれば岩塩を添え、ライムを搾る。

ワタナベマキ

料理家。祖母と母から受け継いだ料理の知恵や旬の食材の力を活かして、季節感のある料理、心と体にやさしい食事を提案する。小学生の息子と夫との3人家族。インテリアや収納のセンスにも定評があり、多くのファンをもつ。

著書発行元:主婦の友社

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